日本の総面積と農地面積

こんにちわ。ぽけです。

今回は「農地」についてTableauを用いて可視化してみたいと思います。

今回の可視化ポイント

日本の農地が減少しているのをご存じの方は多いと思います。

私の妻の実家も農家で畑を所有していたのですが、次の担い手がおらず、この10年でほぼすべて住宅地に変えてしまいました。

この農地の減少、そもそも国土全体における農地の面積割合はどの程度なのか、一体どの程度減少しているのか、都道府県別の動きはどうなっているのかを可視化してみたいと思います。

今回の農地は田・畑の二つの軸で確認できそうなので、それも加味して傾向を確認してみましょう。

ちなみに今回の農地集計は「畦畔(けいはん)」という田畑の周囲にある盛り土の部分(いわゆるあぜ道)も加算して算出しています。

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今回使用したデータ

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)「作物統計調査における面積調査(農林水産省)」

まとめ

まずは農地面積についてです。

日本全体としてみると、農地は2020年時点で約43,000㎢となっており国土の約11%程度を占めていて、近10年間で約0.5%減少している。

都道府県別にみると、農地面積が最も広いのは北海道。傾向として関東以北の都道府県の農地面積が広い農地面積が最も狭いのは東京、次いで大阪・神奈川と首都部の農地面積は狭い傾向がある。直近10年間で農地が最も減少しているのは北海道、次いで茨城、福島、宮城と東日本大震災の被災地の農地減少が大きいことが分かる。農地が増加した都道府県は一つもなく、最も減少が小さい都道府県は鳥取、次いで福井、東京となっている。

続いて、田畑の割合についてです。

日本全国でみると、田は約6%畑が約5%とやや田んぼが多い。

都道府県別にみると、都道府県ごとに田畑の割合はかなり異なっている。田の割合が最も大きいのは富山で、傾向として北陸の日本海側の都道府県は田の割合が多いように見受けられる。一方、畑の割合が最も大きいのは沖縄。次いで東京、北海道、神奈川となっている。最北端、最南端、首都が畑の割合が多いように見受けられる。(大阪は田のほうが多い)

さて、傾向はわかりやすく可視化できたでしょうか?そして皆さんがお住まいの都道府県はいかがだったでしょうか?