日本の総面積と可住地面積
こんにちわ。ぽけです。
今回からは、「国土」についてフェルミ推定で使えそうな基礎情報をTableauを用いて可視化してみたいと思います。
今回の可視化ポイント
国土について可視化してみよう!ということでデータをいろいろ漁ってみたのですが、気になるデータが多く色々と目移りしてしまいました。でもまずは国土第一弾ということで、基本中の基本として面積を可視化してみましょう。日本の国土は約38万㎢ということはなんとなく知っていますが、今回はどんな気づきが得られるでしょうか。
また、面積だけだとありきたりで面白味に欠けますね。今回は面積に加えて可住地面積という気になる数値を見つけたのでこの2つを組み合わせた傾向を可視化してみたいと思います。
ちなみに可住地面積というのは、人が住めそうな面積のことを指すようで、計算式は次のようになっているそうです。
可住地面積 = 総面積 - 林野面積(※1) - 主要湖沼面積(※2)
※1 森林面積と森林以外の草生地面積を含む
※2 面積が1km2以上の自然湖
面積が大きくても可住地面積は小さいとか、面積は小さくても可住地面積が大きいとか、それらが日本全体ではどうなっているのか、都道府県別にみるとどうなっているのか。さて、どんな結果が得られるのか楽しみですね!
ちなみに、時系列の傾向についてなのですが、今回は10年間で大きな変化が見られなかったため可視化は割愛しています。
↓TableauPublicへリンクします
今回使用したデータ
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)「統計でみる都道府県のすがた2022 / 社会生活統計指標(総務省) – B/自然環境」
まとめ
今回の可視化で分かったのは、以下の点でした。
まずは、全体感ですね。
- 日本全体の国土面積はおよそ378,000㎢、そのうち約4割にあたる140㎢が可住地
次に、地域別の総面積について。
- 総面積が最も大きい都道府県は北海道で全体のおよそ1/5を占める。
- 総面積の広い都道府県は、北海道・東北地方・中部地方に多い。
続いて、地域別の可住地面積について。
- 可住地面積が最も大きい都道府県も北海道。こちらも全体の1/5を占める。
- 可住地面積の広い都道府県は、北海道・東北地方・関東地方・中部地方が多い
最後に、地域別の可住地割合について
- 総面積に対する可住地割合が最も大きい都道府県は大阪府。
- 可住地割合が大きい都道府県は関東地方・中部地方に多い。
- 傾向として、総面積が大きい都道府県ほど可住地割合が少ない(平均以下)傾向がある。
今回の可視化は、北海道が他県と比較して突出して大きかったため、フィルタで北海道を含めたり除外したりしながら確認しないとちょっと分かりにくかったですね。
さて、傾向はわかりやすく可視化できたでしょうか?そして皆さんがお住まいの都道府県はいかがだったでしょうか?
次回も、引き続き国土に関するオープンデータで可視化を行ってみたいと思います。